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テイラー・スウィフト、「Better Than Revenge」の女性蔑視的な歌詞を変更

テイラー・スウィフトが、失恋ソングとして知られる「Better Than Revenge」の女性蔑視的な歌詞を書き換えた。
Photo: John Shearer/TAS23/Getty Images

2010年のアルバム『スピーク・ナウ』を再収録した『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』を7月7日にリリースしたテイラー・スウィフト。再リリースに際し、ジョー・ジョナスとの破局ソングとして知られる収録曲「Better Than Revenge」の女性蔑視的な歌詞を変更した。この曲は、ジョーがテイラーと破局後に交際したカミーラ・ベルについて書かれたものだとみられている。

「彼女は聖人じゃないし、あなたが思っているような人じゃない/彼女は女優よ/だけど演技よりもベッドの上でしていることの方が有名」と歌っていたが、最後の部分を「彼は炎に惹きつけられる蛾/彼女はマッチを手にしていた」と変えている。

テイラーはこの曲について、「書いたのは18歳の頃だった」と2014年に「ガーディアン」紙のインタビューで語り、後悔をにじませていた。「あの頃は、恋人を盗む人がいると信じてた。でも成長して、別れたいと思っていなかったら、乗り換えることもないと気がついた」

このところテイラーは、大物プロデューサーのスクーター・ブラウンが、彼女の同意なしに自身のアルバムの権利を獲得して他社に売却したことを受け、初期のアルバムを再集録してリリースしている。デビュー・アルバム『テイラー・スウィフト』から6枚目のアルバム『レピュテーション』までを再レコーディングする計画で、『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』は再レコーディングプロジェクトの第3弾。オリジナル16曲に加え、未発表曲6曲が収録されている。

なかには元恋人ジョン・メイヤーについて歌った破局ソング「Dear John」も収録されており、テイラーは先日ファンに対し、「私は33歳で、曲を書いた19歳の時に起きたことなんて、もうどうでもいい。だから、このアルバムをリリースしても、みんなは私のために14億年前に私が書いたと思ってる人をインターネットで非難しなくちゃなんて感じちゃダメ」と過剰反応しないよう求めていた。

Text: Tae Terai