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ボニー・レイット73歳、グラミー賞年間最優秀楽曲賞の受賞に「言葉にできない」

第65回グラミー賞で年間最優秀楽曲賞を受賞したボニー・レイットは、驚きのあまり言葉を失いながらも感謝のスピーチを行った。
Photo: JC Olivera/WireImage

2月5日(現地時間)にロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された第65回グラミー賞。米音楽賞最高峰の授賞式で、73歳のギタリストでシンガーソングライターのボニー・レイットが、「Just Like That」で年間最優秀楽曲賞を受賞した。

プレゼンターのジル・バイデン大統領夫人に曲名を呼ばれて登壇したボニーは、呆然とした様子で、「なんということでしょう……驚きすぎて言葉にできません。信じられない」と話し始める。「アカデミーの皆さんに心から感謝します。私を支えてくれただけでなく、作曲という芸術を評価してくれました」

「素晴らしい愛と思いやりの物語に着想を得て、この曲を作りました。誰かの命を救うために愛する人の臓器を提供することを決めた寛大な人の物語です。今の時代らしいとてもシンプルで美しい物語です。また、多くの人がこの曲に反応してくれました。ジョン・プラインへの愛ゆえです。そして、彼への愛こそがこの曲のインスピレーションで、物語を内面から語ることができました」

「そして私は多くの曲を書きませんが、この曲を評価してもらえたことを誇らしく思います。この賞はソングライターにとって意味深いものです。曲やアイデアを音楽にする努力家たちのおかげで今夜、私はここに立つことができました。協力してくれたチームに感謝しています。本当にありがとうございます。心からお礼を言いたいです。とても謙虚な気持ちでいます。ありがとう」とスピーチを締めくくった。

Photo: Timothy Norris/FilmMagic

年間最優秀楽曲賞はグラミー賞の主要4部門の一つで、ボニーは、2020年に新型コロナウイルスのために亡くなった友人でミュージシャンのジョン・プラインに触発されて「Just Like That」をリリースした。

Text: Tae Terai