ＦＣＮＴが民事再生、大手スマホメーカーでは初－帝国データ

携帯電話の企画から開発、製造などを手掛ける「ＦＣＮＴ」などが30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請したと帝国データバンクが発表した。

• ＦＣＮＴ（旧商号：富士通コネクテッドテクノロジーズ）は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル通信機器や情報端末機器の開発から販売、サポートまでを手がけ、「arrows」や高齢者向けに「らくらくスマートフォン」シリーズなどを展開していた
• 2021年３月期の年売上高は約965億3900万円を計上
• ＦＣＮＴ以外に、「ジャパン・イーエム・ソリューションズ（ＪＥＭＳ）」と両社の持ち株会社である「REINOWAホールディングス」の２社も民事再生法の適用を申請
• 22年３月期の負債はＦＣＮＴが約733億6000万円、ＪＥＭＳが約367億9000万円、REINOWAホールディングスが約329億5600万円で、３社合計の単純合算では約1431億600万円