米バイオ企業ギンコが上場へ、SPACと175億ドル規模の合併に合意
Gillian Tan、Crystal Tse、Kristen V. Brown-
ギンコ・バイオワークスは幅広い用途が考えられる微生物を設計
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キャシー・ウッド氏のアークやビル・ゲイツ氏の投資会社も出資
米バイオ新興企業のギンコ・バイオワークスは、特別買収目的会社(SPAC)と175億ドル(約1兆9000億円)規模の合併を通じて、株式を上場することで合意した。
自社を「オーガニズムデザイン(微生物育種)」企業と説明するギンコは、幅広い用途に利用可能な微生物を設計している。11日に監督当局に届けた文書によれば、同社はハリー・スローン氏のSPAC、ソアリング・イーグル・アクイジションと合併する。ブルームバーグがこれより先に報じた内容を裏付けた。
このうち7億7500万ドルはベイリー・ギフォード、パトナム・インベストメンツや、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの「カウンターポイント・グローバル」部門が中心となって資金を出す。
キャシー・ウッド氏のアーク・インベストメント・マネジメント、ベイン・キャピタルのパブリック・エクイティ部門、ビル・ゲイツ氏のカスケード・インベストメント、ティ-・ロウ・プライス・アソシエーツなども参加する。
ギンコの企業価値は150億ドルと評価された。これにはSPACやその他投資家からの資金は含まれていない。
原題:Ginkgo Agrees to $17.5 Billion Merger With Harry Sloan’s SPAC(抜粋)