BOUTIJOURのクレンジングジェル——軽やかにピュアな素肌へ
梨泰院のメインエリアから少し離れた場所で見つけたのが「BOUTIJOUR」。心地よいエイジングケアを目指すため、植物の持つ力をピュアに引き出すプロダクトが揃う。店内はサロンのようなインティメートな空間で、じっくりと時間をかけてアイテムを選ぶ際にはオーガニックティーが出てくるなど、贅沢な時間が味わえる。今回購入したのは、シグネチャーとも言えるクレンジングジェル。ハスの花びらから抽出された自然由来成分でしっかりと潤いを届けながら、ジェルならではのさっぱりとした洗い上がりを両立してくれて、ベルガモットやローズマリーの精油のほどけるような香りも含め秀逸。フルライン買っておけば良かった、と思うほどに大ヒットなアイテムだった。 INSTAGRAM @boutijour.official
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BOUTIJOUE 16 Itaewon-ro 45-gil, Yongsan-gu, Seoul
NONFICTIONのボディウォッシュ——10分間の森林浴タイム
日本上陸も果たしたNONFICTION。梨泰院のショップは広々とした空間にフルラインが揃い、スタッフの制服を含めすべてが可愛い。クラシックなタイポグラフィとグリーン&エクリュの色使いの組み合わせが非常にモダンで、購買意欲を掻き立てられる。購入したのはこのボディウォッシュ「FOR REST」は、泡立ちが良く、何より森林浴をしているかのような香り立ちが素晴らしい。ヒノキの中にほのかな柚子のフレッシュさとフランキンセンスのウッディさを感じる。たっぷり入ったアーモンドオイルの効果で、洗い上がりはさっぱりしつつもしっとり。ほかの香りもとっても良かった! INSTAGRAM @official.nonfiction
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NONFICTION 242 Itaewon-ro, Yongsan-gu, Seoul
RBOWのハンド&ネイルクリーム——モノクローム、夜明けの香り
聖水(ソンス)にできたばかりのセレクトショップ「EMPTY」で発見。スタッフの方いわく、アートディレクターが手がけたブランドなのだとか。見た瞬間に「使いたい」と思わせてくれるモノクロのペイントとロゴの組み合わせ。このデザインをいつでもバッグに入れておきたく、即決で購入した。コクのあるテクスチャーが手と爪を潤し、漂ってくるのはほろ苦くミステリアスな香り。ライラックとピオニー、さらにシダーウッドがほのかに残る。「香水のように香りが変化していきます」と言われたが、たしかに香りがうつろっていく。また、抗酸化作用のあるオリーブのエキスも入っているようだ。 INSTAGRAM @rbow_official
HINOKのファブリックミスト——ヒノキの香りに満たされて
聖水エリアで今MZ世代が集うショップの複合施設「LCDC SEOUL」で見つけたのが、現地フォトグラファーいわく「今、おしゃれな若者がみんなコレを買ってます」というこのファブリックミスト。チェジュ島で育ったヒノキから抽出した“ヒノキ水”100%というオーガニックなアイテムで、その簡潔なコンセプトが気に入った。例えばシュシュっと2吹き、ソファーにスプレーをするとふわっと広がる清潔感あふれるボタニカルな香り。純粋なヒノキの香りが柔らかく部屋を染めていく。就寝前にベッドに使えば、チェジュ島のヒノキの森にいるかのような安心感。使い終わった後、部屋にそっと置いていくだけでも気分が良くなるボトルのデザインも含め最高だ。 INSTAGRAM @hinok.life
SALTRAINの歯磨き粉——伝統塩が日常コスメに
韓国の伝統的な方法で作られるミネラル豊富な土板塩がキー成分。というのも、もともと塩のメーカーだった会社が新しい事業としてリブランドし、誕生したのがこのデンタルケアらしい。昨年日本でもポップアップストア展開があり、すでに使ったことがあったアイテムではあるが再度購入(>> 前回のレビュー記事はこちら)。ミネラルたっぷりの塩が主成分ゆえ、歯茎のケアとしても期待できる。さまざまなショップで取り扱いがあり、今回は梨泰院の「D&DEPARTMENT SEOUL」で購入した。そしてこのアイテムとともに、モダンなパッケージの本気の“塩”も手に入れてみたが、そちらも正解。先日はホームパーティでロース焼肉をした際、ごま油とこの塩でお肉をいただき、悶絶したのである。 INSTAGRAM @saltrain_official
COSMIC MANSIONのフレグランスウォッシュ——手を洗うだけで「ここはホテル?」
コンセプトが素晴らしい! 製品名の“フレグランス・ウォッシュ”という響きで、ああ、これで洗うといい香りが立ち込めるのね、とすぐに理解できる。世の中のハンドウォッシュは言ってしまえば全部香りがあるので結局は同じかもしれないけれど、この“香らせますよ”という気迫が新しいと思った次第だ。2プッシュ手にとって手を洗う。すると、ブルガリアンローズのゴージャスな香りが立ち上がり、ピンクグレープフルーツが甘やかさを引き算し、さらにアンバーでシックにまとめるという何とも優秀な派手さ。洗い心地も悪くない。梨泰院にショップがあり、香水やボディケアも充実しているのでぜひ。 INSTAGRAM @cosmicmansion
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COSMIC MANSION 684−62 Hannam-dong, Yongsan-gu, Seoul
TAMBURINSの香水ハンドクリーム——アーティで優雅な保湿ケア
『VOGUE JAPAN』3月号のTWICEの撮影でソウルにいったエディターMからお土産でいただいた、何かと話題のTAMBURINS。チェーンストラップ付きのハンドクリームを突然ローンチさせたのが約5年前で、今や韓国の最もホットなビューティーブランドとなった。これはハンドクリームとフレグランスを融合させたコンセプトのようで、その佇まいを含めまさにハイブリッド。4種ある中からMが選んでくれたのは、地中海で育ったフレッシュなベルガモットにライムやカルダモンなどを折り重ねた優雅な香りだ。ほかのブランド含め、“香水ハンドクリーム”がたくさん出ているので、これはまさに韓国美容のトレンドのひとつと言えるかも。 INSTAGRAM @tamburinsofficial
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TAMBURINS 520−9 Sinsa-dong, Gangnam-gu, Seoul
Photos: Daigo Nagao Text: Toru Mitani