WEDDING FEATURE

花嫁視点から見る、2023年春夏オートクチュールコレクションリビュー

その壮麗なショーが、ブライダルドレスのトレンドにも大きな影響を与えるオートクチュールコレクション。最新シーズンのランウェイにはオーセンティックかつドラマティックなホワイトドレスが多数登場。それぞれのメゾンの服作りのこだわりが詰まった特別なドレスからは、プレ花嫁たちもたくさんのヒントを得られるはず。

一目でシャネルとわかる圧巻のミニドレス!

 Photo: GoRunway.com

思い出すのは、かつてキーラ・ナイトレイがシャネル(CHANEL)のミニドレスで結婚式を挙げたあの姿。シャネルならではの、可憐なホワイトのミニドレスに平和の象徴、鳩のアップリケを施して。社会へのメッセージとも取れる演出でありながら、実は鳩は結婚式でもおなじみのモチーフ。一夫一婦制でカップルがパートナーを変えず生涯をともにする習性も、愛の神に捧げられたとされる神話も有名だ。

ヴァレンティノは可憐なレースのコーディネートで魅了

 Photo: GoRunway.com

ヴァレンティノVALENTINO)のランウェイに登場したのは、ドレスと同素材でできたレースのタイツをコーディネートしたキュートなルック!オートクチュールだからこそ叶う刺繍の精巧さが可憐なデザインに壮麗さをプラス。

 Photo: GoRunway.com

こちらもヴァレンティノのドレス。クラシックスカートとアートのように大きなラッフルとのバランスが絶妙。大胆にカットしたウエスト&ボディラインもモダンに。

 ジャンバティスタ ヴァリのお得意、ケーキ・ドレス

 Photo: GoRunway.com

まるでケーキのようなシルエット。ジャンバティスタ ヴァリGIAMBATTISTA VALLI)が得意とするチュールをふんだんに使ったプリンセスドレス。今季は大きく開けたデコルテをアピールするルックが目を引いた。

これぞクチュール! エリー サーブのロマンティックなAライン

 Photo: GoRunway.com

胸もとはまるで花が咲いたように。ハリのある重厚なシルクに華やかなアップリケを施したエリー  サーブのドレス。まるで絵画のように美しく咲き誇る花々は、職人たちの卓越した技術によって叶えられたもの。

 Photo: GoRunway.com

エリー サーブのランウェイには、花婿が注目すべき華やかなドレススーツが登場!マキシレングスのコートや、花嫁に負けないロングケープのルックは、次シーズン以降のブライダルコレクションでのメンズルックにも大きな影響を与えそうだ。

Text: Mayumi Nakamura