2023年はどんな年になる？
2023年は3月と5月に大きな節目が来る年です。3月は「制限と試練の星」と呼ばれる土星が動き、中長期的に努力する目標がここで切り替わります。2020年末頃から試練として引き受けてきたテーマからは成長し、卒業することになります。また同じ3月、15年ほどやぎ座に滞在した「変容の星」、冥王星がみずがめ座に移動。ここから、「平等」「人と人とのつながり」「テクノロジー」といったテーマにおいて、社会全体が大きく変容していくことになるでしょう。
ただし、冥王星は15年から20年というスパンで社会を変える星ですので、日々の生活に影響を与えることはあまりありません。毎日に夢中で、必死に目の前のことを頑張って、ふと振り返ったときに「そういえば」と思い当たる。そんな星と言えそうです。実感できるレベルで雰囲気が変わるのは、5月中旬です。「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がおひつじ座からおうし座へ移動することで、1年というスパンで目指す幸福のテーマがフッと変わります。2022年5月頃から力を入れてきたことがあれば、そろそろ実力が実感できるようになります。そうした雰囲気の変化と呼び合うようにして、新しい幸運のテーマが巡ってくるのです。
金運については、初夏からが本番に。
まず、5月中旬に木星がおうし座に移動することで、豊かさに対する価値観が大きく変わります。自分らしく心を満たす、そんな豊かさを誰もが追い求めていくことになるでしょう。折しも2022年は個人の経済が大きく打撃を受ける年でしたが、このあたりから1年ほどかけて状況は改善していきます。より身近な側面でいうと、6月上旬から10月上旬に際立った動きがありそうです。
ここからは、12星座別に2023年の運勢と新調すべき財布のおすすめカラーを見ていきましょう。
【おひつじ座】収入アップや経済的安定に期待
＜おひつじ座のラッキーカラー＞
ローズピンク：「自分が最も心地よくなるための、本当の豊かさ」を教えてくれるはず。
＜全体運＞
5月中旬まで、運気にブーストがかかる時期が続いていきます。積極的に行動を起こせば、得られるものが想像を上回る大きさとなるボーナスシーズンと言えるでしょう。どれだけ大きなチャレンジもためらう必要はありません。やりたいことが見つかったなら、どんな困難があっても思いとどまるあなたではありませんが、その調子で積極的に行動を起こしていくといいでしょう。
＜金運＞
金運において顕著なのは、この5月中旬までの努力がそれ以降、収入アップや経済的安定につながりやすいという点。仕事を頑張った人であれば昇給したり、身についたスキルを副業で活かして収入を大幅に上げたりと嬉しいことが多いでしょう。一方、6月上旬から10月上旬は趣味や“推し”に想定以上のお金をかけたくなる人も出てきそう。そんなにもハマれるほどの対象が見つかるのは素敵なことですが、財布の紐が緩みやすくなるので、要注意です。
【おうし座】自分への投資は惜しみなく
＜おうし座のラッキーカラー＞
ブラウン：赤みの強いブラウンなら尚良し。自分が進むべき方向性を見極める強さをくれるでしょう。
＜全体運＞
感受性が豊かになり、直感が冴える時期。なんとなく動きが少ないように感じる2023年ですが、水面下で物事は着々と動いていきます。というのも、おうし座の人々は5月中旬から「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が自分の星座に巡ってくることになっているからです。自分が目指しているものについて行動を起こせば、得られるチャンスが拡大し、幸運につながるというのがこの時期の特徴。ですので、何をするのか、どう動くのかをなるべく具体的に考察してみてください。人付き合いが少々面倒に思えるときは、「自分と対話するとき」と考えてみるとよさそうです。
＜金運＞
こうした時期ゆえに、金運においては「拡大の最中」。1年後、2年後の豊かさを見据えて、仕事なり経験なりの機会を模索していくことになるでしょう。そのための“自分への投資”はケチらないほうがベターです。6月上旬から10月上旬は家のことにお金をかけると幸福感がアップするでしょう。
【ふたご座】知的好奇心を満たすショッピングを
＜ふたご座のラッキーカラー＞
ラベンダー：お金を稼ごうという気持ちから遠ざかってしまうときに、現実感覚をキープする力を与えてくれる存在。
＜全体運＞
年明けは少々やる気スイッチが入りづらいふたご座ですが、1月の中旬を目処に情熱を取り戻していける予感。ここから3月末まで、情熱のすべてをスパークさせるような頑張りどきとなります。仲間に恵まれる時期でもあり、闘うようにして欲しいものを手に入れる人も多いはず。一方、3月上旬からはキャリアについて、かねてより「そろそろ本気で取り組まなければ」と思っていたテーマがクローズアップされることに。プレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、逃げ道を探すよりも前向きに取り組んだほうがスムーズでいい結果につながるでしょう。
＜金運＞
金運は好奇心や知的関心を満たすために使うお金が有意義に。特に夏から秋にかけては、ショートトリップや体験ツアーに申し込むのはよい選択となりそう。「直感でピンときた本は買う」「気になる習い事に通う」など、手近で楽しめるものもおすすめです。
【かに座】仕事が評価され、収入アップが見込めそう
＜かに座のラッキーカラー＞
シルバー：夢のためにお金を使うと、不思議と幸運も一緒に引き寄せることに。
＜全体運＞
仕事運に前向きな追い風が吹き続ける、勢いに満ちた年に。望むキャリアに直結するチャンスをつかみやすい上に、結果につなげるだけのポテンシャルが今のあなたにはそなわっています。頑張りたいことがある人は、ただ機会を待つばかりでいては時間がもったいない。自分が望む好機がありそうな場に軸足を置き、3月以降は必要とされる知識にテコ入れをしていきましょう。5月中旬以降は味方が増え、ひとりでは描けないほど大きなスケールの夢を実現に移していく人も多そうです。
＜金運＞
金運は6月上旬から10月上旬にかけての時期が好調。自分のなかでも、かなりの思い切りを必要とする買い物をすることになるかもしれません。5月頃までの仕事が評価され、収入がアップする人も多い時期です。「これからの10年を頑張るためにこのジュエリーを買おう」「自分をグレードアップする服を選ぼう」と、どこか自分を鼓舞するような思いが、財布を手に取るときに胸に迫ってくるでしょう。
【しし座】外見を磨くための投資が吉
＜しし座のラッキーカラー＞
ダークグリーン：仕事運が充実することで収入アップを目指せるイチ推しカラー。
＜全体運＞
思い切り大きく視野を広げ、理想を追いかけるような明るいムードからスタートする2023年。ここ2〜3年プレッシャーを感じつつも頑張っていた人間関係も3月に入ると解消し、軽やかな気分になるでしょう。5月中旬以降はキャリアにおける頑張りどき。ずっと望んできた毎日がひょんなことから始まる人は多いでしょう。新しいオファーやチャンスを積極的につかんでいくと◎。
＜金運＞
金運においても動きが多い1年です。個人的に大きなインパクトがあるのは6月上旬から10月上旬。この時期は誰しも金運に動きがある特別な時期なのですが、しし座の人が最もダイレクトな影響を受け、ラッキーな出来事が起きやすいでしょう。ファッションやヘアスタイル、ボディメイクなど、外見を磨くための投資はプラスとなります。これとは別の流れで、3月以降に相続やパートナーの収入の変化など「自分以外の誰かによって動かされるお金」に関して動きが起こる人も多そう。これは2026年くらいまで続く流れなので、じっくり腰を据えて取り組んで。
【おとめ座】昇進や転職、独立は積極的に行動を
＜おとめ座のラッキーカラー＞
ブルー：思考を整理して冷静な判断を下せるようになるため、仕事も私生活もプラスに働きそう。
＜全体運＞
キャリアにおける挑戦の時期が3月末まで続いていきます。大きく飛躍を目指すより、目の前の仕事に重きを置きたいという人も、おそらく3月上旬までに「責任は果たした！」と思えるような状況が訪れるでしょう。日々に夢中になるのはもちろんですが、目指したい夢があるなら少し背伸びをしてでも“遠く”を見てみるのは素敵な選択になるはず。
＜金運＞
金運は5月中旬までサポート運に恵まれる時期が巡ってきます。頑張りたいことがあるなら、思い切って親やパートナーに援助をお願いしてみるのもよい選択になります。たとえば海外留学、社会人大学院への進学といった高度な学びが視野に入ってくる人もいそうなのですが、「お金が貯まるまで待つ」よりも「借りて出世払いを約束する」ほうが伸びしろが大きく、やりがいも高まるはずです。一方、仕事で収入アップを目指している人は、3月いっぱいまでの挑戦が大きく影響を及ぼしそう。昇進に転職、独立など積極的に行動を起こしていきましょう。
【てんびん座】相続や贈与に焦点があたる年
＜てんびん座のラッキーカラー＞
ブラック：じわじわと運気が上がり、「思った以上に稼げた」「いつの間にか貯まっていた」という状況を導くカラー。
＜全体運＞
対人運が活性化する2023年。ここ2年ほどプライベートな楽しみを控えめにしていた人も、人と会ったり旅をしたり、恋をしたりすることに積極的になれるでしょう。春から初夏にかけては仕事で頼られることが増えたり、重要な役割を担ったりすることでプレッシャーも増していきますが、オンもオフも楽しむということを目指してみると充実します。
＜金運＞
金運は5月中旬以降、「受け継ぐ」運が高まってきそう。家業を継ぐ可能性がある人は、そろそろ話が具体的になるかもしれません。相続や贈与といったテーマにもスポットライトが当たるでしょう。「親が元気なうちに意向を確認しておく」といったことも、前向きな選択となりそうです。その他、パートナーがいる人は相手の収入が増えることで、楽しみやゆとりが増えるかもしれません。もちろん、親やパートナーをあてにして暮らすわけではないはずですが、身近な人たちの頑張りをいたわり、良いかたちで活かして喜び合える時間が増えていくと良いですね。
【さそり座】使う機会が減り貯蓄が増えそう
＜さそり座のラッキーカラー＞
モーヴピンク：心をふわりと癒し対人関係が好調に。巡り巡って金運にもプラスの幸せが舞い込みそう。
＜全体運＞
人の役に立てる嬉しさが胸いっぱいに満ちる上半期。おそらく5月中旬頃までは忙しい時期が続くのですが、「ありがとう」の一言で疲れも吹き飛んでしまうような頑張りがいのある時期となるでしょう。そうやって人のために頑張ることで信頼を獲得し、5月中旬以降の対人運につながっていきます。
＜金運＞
金運は無意識のうちにストイックな生活を選びがちなことから、「使う機会が減る」ことでいつもより貯蓄がはかどるかも。一方で、ギャンブルやハイリスクな投資は控えて正解な時期でもあります。少なくとも2026年2月頃までは、リスキーな行動は避けて通ったほうがよさそう。節約を心がけている人ははかどるかとは思いますが、レジャーや趣味を削りすぎると思わぬところで反動が出たり、ストレスを感じやすくなったりする可能性も。さそり座の人は忍耐強いですが、心が求めるものには上手に使っていくことも、ここからの金運の課題と考えてみてください。
【いて座】楽しいときこそ、お金の管理にシビアになって
＜いて座のラッキーカラー＞
マスタードイエロー：行動力を促すことで、強運をものにできるはず。
＜全体運＞
上半期はハッピーな出来事が身近にあふれるとき。5月中旬までは恋もエンタメも、自己表現も、自分がときめくことを最優先にアクションを起こしていくと充実した日々となるでしょう。クリエイティブな仕事をしている人はまさにこの時期が頑張りどき。今のトレンドやバズるかどうかよりも、「自分ならではの表現」を思い切り追求していくとよいです。名前や作品を知ってもらえそうな場には、どんどん出てみるのもおすすめ。5月中旬以降は少々多忙に。ここまで自分のために使っていた時間や労力を、人のために振り分けることに幸せを感じられるときです。
＜金運＞
金運は使い所が大事。5月中旬までは、エンタメや趣味に関する出費を惜しみすぎないこと。もちろん限度はあるかと思いますが、今しかできないことはしっかり楽しんでおきましょう。6月上旬から10月上旬は、ちょっと冒険したくなるときです。わくわくするようなテーマと出会えるのですが、いて座の人はスケールが大きくなりすぎて思った以上に出費がかさんでしまうことも。楽しいときほど、お金の計算はしっかりと行ってください。
【やぎ座】出費は増えるが問題なし！
＜やぎ座のラッキーカラー＞
ゴールド：自分に自信が持てるようになり、出費に迷いがなくなるはず。
＜全体運＞
自分にとって“土台”と呼べるものをコツコツと丁寧につくりあげていく時期。家で過ごす休息時間を充実させたり、仲間や家族など“身内”と呼べる人を大切にしたりと、人によって求めるものは違うでしょう。社会のなかで生きているとさまざまな「こうあるべき」「こうすべき」が私たちを社会に合うサイズなり形なりにしていきますが、「そもそも自分は何を大切にしたかったのか」にはとことんこだわってみたいところです。そうしてこそ、5月中旬からスタートする「自己表現」の1年が、本当の意味で自分のためになることでしょう。自分らしく人を愛することができるようになる人もいるはずです。
＜金運＞
金運は3月上旬以降に上昇し、明るい気持ちに。2〜3年前と比べると、「何に使うべきか」の判断に迷いがなくなり、自分に必要なものを的確に見極められるようになっているはずです。出費は増えそうですが、それでOK。春以降、自分が欲しいと思う気持ちには間違いはありません。自信を持って財布を開いて。
【みずがめ座】本当に価値のあるものを考える年
＜みずがめ座のラッキーカラー＞
ホワイト：何を大事にすべきかがスッとわかるようになり、有意義なお金の使い方ができるはず。
＜全体運＞
わくわくするようなテーマが次から次へと出てくる2023年。好奇心のままに動いてみると、夢中になれるような楽しい趣味や学びたいテーマが見つかります。フットワーク軽く動いてみると人間関係も多彩になり、人との交流からよい刺激をたくさん受けられるでしょう。自分のフィールドを広げきったところで、ふと「もともと自分が本当に大切にしたかったもの」を見つめたくなるのが5月中旬以降。家族や身近な人と過ごす時間を増やすと充実感が生まれます。
＜金運＞
金運はちょっぴりストイックな時期に。ショッピングやローンで無理をすることは避け、使うよりも貯蓄を増やしたいという思いが先に立つでしょう。「絶対に損をしたくない」という気持ちから、欲求を抑え込むこともありそうです。折しも、経済面では特に先が見えない時代です。こうした判断はプラスにもなりますが、控えすぎは日々の潤いを目減りさせる結果につながることも。何が本当に価値のあることなのか、改めて考えてみるとよいでしょう。
【うお座】2022年の努力を金運で享受できる
＜うお座のラッキーカラー＞
ライトブルー：行動力がアップすることで、運気全体の底上げを手助けしてくれる。
＜全体運＞
2022年に頑張ったことの“リターン”を受け取る時期。金運は上々で、ここまでの努力が大きく評価されて収入アップにつながる人はとても多そうです。金額として反映されない場合は、「より大きな仕事のオファーがある」「実力がアップする」という形でまずは手応えが出てきます。その流れに乗ってさらなる努力をすることで、金運にもよい影響があるはずです。投資運もあるのですが、3月からは気持ち的に「冒険は避けたい」という抑制が働きます。無難な選択に留まるので、損は少ないものの大きなリターンにはつながりにくいかもしれません。
＜金運＞
プライベートでマネープランを練り直すなら、5月中旬までの時期がおすすめ。10年、20年といった長いスパンで自分の転機を見据え、のびのびとビジョンを描いてみるのがおすすめ。パートナーや家族がいる人は、それぞれがやりたいことを話し合うよい機会になります。ここで話したことを契機として、5月中旬以降にさっそく一歩踏み出してみて。
Profile
真木あかり（まき あかり）
占い師。学習院大学卒業後、フリーライターなどを経て占いの道に。『タロットであの人の気持ちがわかる本』（説話社）や女性誌での連載など、著書・連載・アプリ監修多数。占星術や四柱推命で運命を紐解き、人が自分の人生をより良く生きるためのアドバイスを行っている。
http://makiakari.hatenablog.com/
Photos: Courtesy of Brands Text: Akari Maki Editor: Mayumi Numao
毎年恒例、鏡リュウジが語る2023年のあなたの愛と結婚占い。過去2年半、水瓶座に滞在した土星が2023年3月に魚座へ。2023年は今の愛が本物か、それが試される年になりそう。
