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キャシー・ウッド氏、規制上の不確実性理由にコインベース株一部売却

  • ウッド氏率いるアークのファンドは7月26日に141万株余りを売却
  • アークが持ち株を縮小して以来、コインベース株は80%余り上昇

キャシー・ウッド氏は同氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントが先月、暗号資産(仮想通貨)交換業者コインベース・グローバルの持ち株の一部を売却したことについて、暗号資産業界の規制上の「不確実性」を理由に挙げた。

  ブルームバーグがまとめたトレーディングデータによれば、アークが運用するファンド3本は7月26日にコインベース株を合計141万株余り、約7500万ドル(約101億円)相当を売却。米証券取引委員会(SEC)がコインベースのプラットフォームに上場されている一部のトークンを証券と見なしていると指摘した数日後にアークは取引を行ったと、ウッド氏は8日のブルームバーグテレビジョンのインタビューで述べた。

  規制当局に登録しない場合にコインベースが上場を廃止しなければならないトークンの数や、登録した場合に同社のビジネスモデルがどう変化するかは不明だと、ウッド氏は指摘。ショッピファイ株も下落したため、アークはコインベース株の一部をショッピファイ株と「交換」したという。

  コインベースの元従業員が当時インサイダー取引で起訴されていたが、ウッド氏はそれが同氏のファンドによるコインベース株売却決定の理由ではないと説明。アークが持ち株を縮小して以来、コインベース株は80%余り上昇。アークは依然コインベース株約710万株を保有し、同社の大株主となっている。

キャシー・ウッド氏
Source: Bloomberg

原題:

Cathie Wood Says SEC Risk Spurred Paring of Coinbase Stake (1)(抜粋)

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