ワイヤーカード前COO、フィリピンが所在を調査-再入国の可能性も
Cecilia Yap、Andreo Calonzoフィリピン当局は、不正会計疑惑の渦中にあるドイツのオンライン決済会社ワイヤーカードのヤン・マルサレク前最高執行責任者(COO)が再入国したかどうかについて調査している。
ゲバラ法相は声明で、3月5日に出国したマルサレク氏が再びフィリピンに戻ったかどうかを調べるよう移民局は命じられていると発表した。
ワイヤーカードは今月22日、マルサレク氏を解任するとともに、同氏との雇用契約を打ち切った。ミュンヘンの検察当局は23日、出頭してきた同社のマーカス・ブラウン前最高経営責任者(CEO)を拘束したことを明らかにした。
ワイヤーカードは資産として報告していた現金19億ユーロ(約2290億円)が現時点で同社にないもようだと認めている。フィリピン中央銀行は週末、所在不明となっているこの資金が同国の金融システムには一切入っていないとするコメントを出した。
原題:Philippines Investigates Whereabouts of Ex-Wirecard Executive(抜粋)
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