「料理合コン」だけでなく、男が通う料理教室も盛況だ。そこで、予約が取れない超人気レストランや知る人ぞ知るビストロ、さらにはマニアックなトラットリアなど、飲み食い賢者・愚者が通いつめる料理店の味に注目！ 気鋭のシェフにカンタンにマスターできる料理のレシピを教えてもらった！
台湾屋台飯を彷彿とさせる食感と香りがたまらない！
東京・白山にある「オルソー」は、2021年2月にオープンした。名物の「ワンタン」は土日だと1日1000個以上のオーダーが入るというから、いかに人気店であるかがわかるだろう。
第1弾は、オーナーシェフの近藤喬哉（こんどう・たかや）さんがワンタンのレシピをおしえてくれた。こんかいは、店で大人気の「台湾クリスピー唐揚げ」のレシピを取り上げる。こちら、ただの唐揚げと思うなかれ！ 片栗粉とコーンフレークの衣はサックサクでカリッカリの食感で、最後にまぶす五香粉＋ホワイトペッパーは、まさに“台湾ストリートフード”の味だ！ 早速挑戦しよう！
「オルソー」のレシピ第1弾「オルソーのワンタン2種」のレシピはこちら
鶏もも肉 150g
エリンギ 2本
バジル 3〜4枚
水溶き片栗粉 15g
コーンフレーク 30g
揚げ油 適量
【マリネ液】
塩 10g
酒 20ml
生姜 15g
五香粉とホワイトペッパーを混ぜたもの 各3g
- エリンギを縦に3〜4等分（食べやすい大きさ）に切る。
- マリネ液を作る。ボウルに塩、酒、生姜を入れてよく混ぜる。
- 鶏もも肉を25gほどの大きさに切り、2に入れ、もむようにしてマリネ液を絡めラップをして冷蔵庫で寝かせる。
- ボウルに片栗粉を入れ、少量の水で溶く。
- 衣にするコーンフレークをフードプロセッサーなどで細かく砕いて別のボウルに入れておく。
- 3を4に満遍なく絡める。
- 5に6を入れて、鶏もも肉に押しつけるように全体にまぶす。
- 1のエリンギと7の鶏もも肉を180℃の油で3分程度揚げる。
- 油からあげる10秒くらい前に8にバジルを入れて素揚げする。
- 鶏もも肉に火が通ったら油切りをする。
- 熱いうちに五香粉とホワイトペッパーを同量で混ぜたものをふりかけて全体にまぶして味を整える。
- バジルとともに皿に盛り付ける。
はじめにエリンギを縦3〜4等分の食べやすい大きさに切っておく。次にボウルに塩、酒、生姜を入れたらよく混ぜてマリネ液を作る。鶏もも肉を約25gの大きさに切り、ボウルに入れる。
鶏もも肉をもむようにマリネ液を絡ませたらラップをして冷蔵庫で寝かせておく。
ボウルに片栗粉を少量の水で溶く。鶏肉と衣のつなぎになるのでサラサラにならない程度の硬さにすること。次にコーンフレークをフードプロセッサーなどで細かく砕き、別のボウルに分けておく。
寝かせておいた鶏もも肉を、水で溶いた片栗粉に絡める。
細かく砕いたコーンフレークに、鶏もも肉を押しつけるように全体にまぶす。
衣がつけ終わった状態。コーンフレークの細かさはこの写真でチェック！
エリンギと一緒に180℃の油で、3分ほど揚げる。
油の音と泡が細かくなったら火が通った合図。バジルを入れて、10秒ほど素揚げする。
鶏もも肉に火が通ったら、油を切っておく。
油を切り、からあげが熱いうちに、エリンギに五香粉とホワイトペッパーを、同量で混ぜたものを全体にまぶす。
皿に盛り付けて完成。
- 衣にしたコーンフレークに味があるので、鶏もも肉は長い時間マリネ液に漬け込まなくても良い。
- エリンギやバジルの他にもヤングコーン、魚のすり身、チーズなど、好みのものを揚げてみよう！
都内のホテルで約10年、バーテンダーとして勤務した後、飲食店コンサルタント会社を設立し、バーの立ち上げなどに携わる。高校の同級生であり、カフェや居酒屋の立ち上げで活躍していた齋藤翼さんと水餃子店を始めようと台湾に初訪。2019年3月、江戸川橋に「フジコミュニケーション」をオープン。2021年2月にワンタンをメインにした「オルソー」を、2022年2月に焼味（シュウメイ）をメインにした「ホンキートンキー」をオープンした。
住：東京都文京区白山5-32-13
TEL：03-5615-9969
営：11:30〜14:30、17:30〜22:00
休：月
URL：https://also-taiwanese-restaurant.business.site
文・高橋綾子 写真・八木竜馬