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からだの火照りをクールダウン! メキシコ人直伝のテキーラ×ライムのカクテル。【わたしの家飲み偏愛レシピ|Risa Iwamoto vol.3】

お酒と食をこよなく愛する人のおしゃれな家飲みレシピ&ルールを教えてもらうシリーズ。高知への郷土愛が募り、六本木に「土佐しらす食堂 二万匹」を構えた店主、岩本梨沙さん。前職はソムリエだった岩本さんのレシピ第3弾は、メキシカン・バーを営む友人直伝のテキーラカクテル。

アガペ100パーセントのテキーラの実力。

「急いで飲むものではないのでゆっくりちびちび楽しんでほしい。猛暑にもぴったりなビタミンドリンクです」

「すでにお腹がいっぱいだけど、ちょっとほぐしたい。ちょっとほろ酔いたい、というときにテキーラはオススメです。少量飲むだけで、すぐにリラックスタイムに入れるので(笑)。私の中でテキーラは、後が悪いお酒というイメージだったのですが、目黒でラ・オフィシーナというメキシカン・バーをやっている友人のサマンサにこの飲み方を教えてもらってから、ハマりました。あくまで私の場合ですが、アガペ100パーセントで作ったテキーラだと、全くというほどお酒が残りませんし、ものすごくリラックスできるんです。作り方は簡単。クラッシュアイスにテキーラを入れてフレッシュライムをたっぷり絞り、アガペシロップで甘みを足すだけ。シンプルですが、爽快感がものすごい。サマンサは、『サマンサスペシャルは私の飲むビタミン剤!』と愛飲しています。完熟した暑い地域のフルーツとの愛称も抜群。パイナップルや熟したキウイを潰し入れるとテキーラがフルーツの味をさらに引き立ててくれますよ」

今日のおとも: しらすとあおのりの自家製揚げパン

「“サマンサスペシャル”はライムが効いていて酸味がしっかりあるので、おつまみであえて酸味を重ねてもいいのですが、すっきりした飲み心地が油分を適度に和らげてくれるので、塩っ気のある油もののおつまみを。無限ループに陥ります」と岩本さん。粉から作る揚げパンなんて、つまみにしては手間がかかる、と思いそうだが、計量と生地の発酵を待つことさえ厭わなければ、意外なほど工程は少ない。材料を全て混ぜ合わせて90分(冬場は発酵しづらいので炊飯器の上など暖かいところに置くのがベスト)ねかせ、生地がしっかりふくらんだらしらすをさっくり混ぜ合わせ、180度の油で揚げるだけ。香ばしく色づいたら完成だ。

用意するもの(6個分)
強力粉 60g
薄力粉 30g
あおのり 大1
塩 ひとつまみ
砂糖 3g
ドライイースト 4g
水 90g
しらす 30g

Photos: Tameki Oshiro  Text: Yaka Matsumoto