縁起のいい“春(貼る)財布”
春に財布を買うと、春が「張る」で、財布がお金でパンパンに張るにつながることから、“春財布”として縁起がいいと言われているのは、みなさまもご存じのことでしょう。では、そもそも“春”とはいつからいつまでを指すのか?
現代的な感覚では、3〜5月くらいまででしょうか。ただ、二十四節気では立春から立夏の前日までとなります(今年は2月4日〜5月5日)。また天文学上では、春分から夏至の前日まで(今年は3月21日〜6月20日)。なんとなく、という日本の感覚で申し上げれば、新春ということでお正月から桜の時期までかなというのもあると存じます。
ただ、開運というのは運気という“気”を開くこと。気が大切なんですね。だから、「よし、開運しよう!」と思ったら、その日の雰囲気、ご自身の気持ちや気分で判断していただきたいのです。雪の深い地域では、4月でもまだ雪に埋もれています。そういったエリアでは4月に「春財布」といっても、ピンとこない方もいらっしゃるでしょう。なので、まず、ご自身が春だなと思うときを春としてください。
3月21日に向けて、財布購入以外にやっておくと良いこととは?
でも、せっかくなら、よき日を選んで財布を買いたいですよね。【2023年の開運日】毎月の吉日の種類と開運アクションまでを総まとめでご紹介したラッキーデーのなかから、日にちを選んでいただけましたら幸いです。
2023年でもっともふさわしい日は? と申し上げるなら、3月21日をおすすめします!
2023年3月21日は天赦日(天がすべてを許してくれる)、一粒万倍日(ひと粒の籾が万倍にもなる)、寅の日(この日に使うお金は虎のように早く戻ってくる)という、日本の古い暦における吉日に、西洋占星術的に1年の始まりを意味する春分が重なるという素晴らしい日だからです。
この日はまだ寒い地域もあるかもしれませんが、日が長くなってきて、春に向かっていることは確か。「まだ雪だな。冬っぽいな。でも、日差しは春めいてきたな」ということを感じられたら、春です。でも、ご自身がそう思えないなら無理はせず、気分が乗ったときに日を改めましょう。こういう縁起を担ぐ行動は、本当に“ご縁”というものが大事。気分が乗らなければ、「今回はご縁がない」と思っておけばいいのです。
ちなみにこの日は、財布の購入とともに、それより前にもらったり買っておいた財布を初使いするのもいいですし、株式口座開設、入金日として指定するのもおすすめ。また、逆に財布をプレゼントしたり、取引先などに入金して福を差し上げる“お福分け”ができたら、なおよし。お福分けはそれ自体、運気を上げる開運行動ですからね。
そういった開運行動を起こす前に準備もおさおさ、怠りなきようお願いします。朝、起きたら、すべての窓を開け、フレッシュな吉日の空気で部屋と自分の肺を満たしてください。そして、シャワーで身を清め、できれば新品の、最低でも洗い立ての下着と衣服、磨いた靴を身につけて。もちろん、前日までに部屋、できれば家の隅々まで掃除して清めておくこと。運は新鮮な気のあるところに宿りますからね!
というわけで、2023年最大のラッキーデーを最大限に活用して、ハッピーな日々をお過ごしください。
Profile
藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元銀座のクラブのホステス。占い師・開運アドバイザー。著書『元銀座ホステスが教える強運! 美女になる方法』(文藝春秋社刊)。WEBサイト『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」。個人鑑定はこちらから。
Editor: Maki Hashida