渋谷凪咲と永山祐子が語る、未来への挑戦。

永山さんは、3月に閉幕したドバイ万博の、日本館の建築を手がけられました。パビリオンのファサードに使われた美しい麻の葉模様は、開催の地、中東のアラベスク模様も連想させるものでした。

永山（以下 N）：万博のテーマが「コネクト」だったので、模様を通して「繫ぐ」ことを表現しました。日本の麻の葉模様とアラベスクの幾何学模様が似ていることに目をつけ、日本と中東の模様が合わさって見える、そんなふうになったらよいなと思って、いろいろシミュレーションしたんです。

ファサードは、リユースしたいという思いがありました。今、次の万博で利用できないか模索しています。提案した時点で 大阪での万博はまだ決まっていなかったのですが、当初は避難所のテントに使うなど、全然違うかたち に再現するのもよいなと思っていました。ボールジョイントになっていて、一本一本外してコンパクトに運べるんです。

そういったサステナビリティに関する考え方は、ほかにどんなかたちで表現されていたのでしょう。

N：建物の前の水盤は、デザイン的には水鏡ですが、実は環境装置でもあるんです。この上を通る 風は気化熱で冷やされ、その涼しい風が建物に取り込まれるようにしました。設計段階ではシミュレーションソフトを使いながら、最後形をVR で確 認するなど、新しい技術も取り入れながら進めました。この状況下でなか なか現地に行くこともできなかったので、確認作業として360度カメラを使った管理システムを使うなどテクノロジーを駆使しました。

美しさの中に、最先端の考えや技術が潜んでいるのですね。Dell でも、サステナビリティを推進するためのさまざまな取り組みがなされています。工程、廃棄部品を減らすことで、アルミニウムのカーボン フットプリントを大幅に削減したり、再生可能な素材でパッケージを作ったり。

N：これからは、そういったことにいち早く真剣に取り組む会社が評価されると思いますし、それをきちんとやれるのは、全てにおいて真摯に取り組んでいることの表れでもあると感じます。建築でもプロセス、運搬するときのエネルギーや、地産地消ということに目を向けるようになってきました。実際のところ、何かに使った構造体を次に使うのは、規格や法律で難しいことも多いです。ですからリサイクルの動きも、世の中の変化に比べると遅いとはいえ、取り組みそのものが、建築業界に影響を与えていくと思います。

渋谷さんの世代は、環境問題、サステナビリティに対して関心が高い世代と言われています。渋谷さん自身、日常どんな意識を持ち、どのような行動をされていますか。 

 渋谷（以下S）: 質が良いものを長く使うようにしています。少し値段が高くても良いものを身につけることで、自分の質も上げてもらえる気がします。食べ物でも、カロリーオフだけを気にするのではなく、長期的に身体に取り入れたらどうなのかということも考えますね。また、何を選ぶかというときには、環境問題への意識を持って選ぶようにしています。私たちの行動は未来に繋がっていて、今の行動を少しずつ変えるだけでも大きな変化になると思っています。 

そんなお二人にとって、XPS のデザインはどのように映りますか。

N：すごくスッキリして、とても薄く軽量化されていますね。シャープで美しいラインを出すために、機能とデザインの交差する究極の点を目指し、試行錯誤されたのではないでしょうか。デザインって人をワクワクさせるし、素敵なものを持っていれば気持ちも上がる。デザインというコミュニケーションで、新たな関係も生まれていきます。

S：実は私、25歳になる今まで自分のPCを持ったことがなく、ほとんどPCに触れずに過ごしてきたんです。まずはキーの打ち方からというPC初心者なんですが、人生で初めてのPCがこのスタイリッシュなデザインで、自慢できます。

ところで、仕事をする際に大切にされていることは何でしょう。

N：自分の中で、あまり初めから答えを出さないようにしています。自分のスタイルはこれだと決めつけることはしません。仕事によって、クライアントも建てる場所も違いますから、その都度変えていく、考えていく。まずはまっさらな状態で立って、吸収していく姿勢を持つことですね。

S：アイドルの場合と違いますね。アイドルは、ほかの人と被っちゃいけない。常に自分らしさを持つのが個性で、そこに自分がいる意味を持たせなければと思って日々活動をしています。でもいつかそれができるようになったら、求められているものに答えを出せる、そんな大人に私もなりたいです。

「XPS 13 Plus」 は、未来に向けて前進する、挑戦者の背中を押す存在でありたいと考えています。お二人の背中を押してくれるものがあるとしたら、それは一体何でしょうか。

N：私は現在、二人の子どもの子育て中です。この子たちが大人になったとき、どういう世界になるのか。ワクワクする世界であってほしいと願っています。

S：私にとって、背中を押してくれる存在は両親です。華やかなこの世界にいると勘違いしてしまって、本来の自分からブレてしまうこともありますが、家に帰ると両親が、元の自分に戻してくれる。おかしいことはおかしいと注意して自分の軸に戻してくれる。実家で家族と過ごすのは、本当に大切な時間です。

今年のDell キャンペーンアンバサダーを務めるのは、NMB48の渋谷凪咲。早速、「XPS 13 Plus」を使ってしてみたいことを尋ねると、「動画の編集と物事を調べてみること。それからDellとのコラボでミュージックビデオを作ること」という答えが返ってきた。「PC を持つことで、一から何かをつくり出すことができる。自分で何かを生み出し評価してもらえたら、すごく強みになりますね。スマホでできることもたくさんあるけれど、PC を使うことで見える世界も挑戦する大きさも広がると思います。今までしてこなかったことに挑戦していろんな世界を知り、大人になった自分に出会いたいです」