FASHION / TREND & STRORY

90年代風チューブトップが復活! ヘイリー・ビーバーやキャメロン・ディアスなど新旧セレブの着こなし対決

この夏、ヘイリー・ビーバーエミリー・ラタコウスキーといった若手セレブによるチューブトップやストラップレスドレスの着こなしに注目が集まっている。90年代ファッションのリバイバルを受けて、キャメロン・ディアスサラ・ジェシカ・パーカーやキャロリン・ベセット=ケネディが見せた"元祖"な着こなしを振り返る。

ヘイリー・ビーバー クリーンでミニマルな美学

Photo: Ricky Vigil M / Justin E Palmer/GC Images

自身のスキンケアブランド、ロード(RHODE SKIN)のローンチパーティのため、夫のジャスティン・ビーバーロンドンを訪れたヘイリー・ビーバー。彼女が選んだのは、ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)の2023年プレフォールコレクションからシルバーのスパンコールが全体を覆うミディドレス。ボディラインになめらかにフィットしたスリムなシルエットが美しい。メタリックグレーのポインテッドトゥパンプスや、プレーンなブラックレザーのショルダーバッグとシルバーのイヤリングでアクセントを加え、クリーンでミニマルにコーディネートした。

キャロリン・ベセット=ケネディ フォーマルに格上げする小物テク

Photo: Richard Corkery/NY Daily News Archive via Getty Images

カルバン クライン(CALVIN KLEIN)の広報担当で、ジョン・F・ケネディ・ジュニアの妻であったキャロリン・べセット=ケネディ。90年代ファッションを語る上で欠かせない彼女のワードローブにも、もちろんベアトップドレスは存在した。グランドセントラル駅で行われたガラパーティに出席したこの日は、クラシックなイブニングドレススタイルにベルベットのグローブとスティレットヒールを合わせた装いで登場。彼女のこのスタイルを真似したい人は、ノーマカマリ(NORMA KAMALI)やウォルフォード(WOLFORD)をチェックするべし。

エミリー・ラタコウスキー 白チューブトップはイット・バッグで格上げ

Photo: Gotham/GC Images

エミリー・ラタコウスキーはこの日、ホワイトのクロップドチューブトップにドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)ヴィンテージローライズパンツというスタイリッシュなコーディネートで自身の32歳のバースデーを祝った。シンプルなトップと合わせることで、レザーとスエードという異素材のパッチワークで構成された縦縞のレインボーパターンとパコ ラバンヌ(PACO RABANNE)のきらびやかなシルバーのチェーンメールバッグの存在感がより際立つ。 年齢を感じさせないエミリーの、大胆なスタイルに脱帽だ。

キャメロン・ディアス もう二度と見られない!? 幻のチューブトップ

Photo: KMazur/WireImage

映画『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(2003)のプレミアや2014年のMTVムービー&TVアワードなど、これまで数々のチューブトップコーデを披露してトレンドを作り出してきたキャメロン・ディアス。中でも、2001年のMTVムービー&TVアワードで着用したレインボーのチューブトップ姿は忘れ難い。先のサラ・ジェシカ・パーカーと同様に、へそ出しルックというお決まりのスタイルだが、シャギーカットのラフなヘアスタイルにストリングネックレスで西海岸風の味付けを加えている。

しかしその後のインタビューで「40代になって着るのをやめた服は?」という質問に対し、実はこう答えているのだ。「間違いなくチューブトップよ!絶対に着ないわ」

サラ・ジェシカ・パーカー いつだってキャリーをお手本に

Photo: Ron Galella, Ltd./Ron Galella Collection via Getty Images

サラ・ジェシカ・パーカーと言えば、カーゴパンツとフェンディ(FENDI)のバッグを持ってNYの街を闊歩するSATCのキャリー・ブラッドショーの姿を思い浮かべる、という人も多いはず。彼女が90年代から2000年代初頭にかけて見せたスクリーン外のアイコニックなスタイルの中には、間違いなくチューブトップも含まれる。現代風にアレンジするなら、ワイドレッグのテーラードパンツに合わせてミニマルに仕上げてみては?

ブリトニー・スピアーズ Y2Kファッションを牽引した今世紀最大のポップアイコン

Photo: Michel PONOMAREFF/PONOPRESSE/Gamma-Rapho via Getty Images

ブリトニー・スピアーズの衝撃のデビューアルバム『ベイビー・ワン・モア・タイム』がリリースされたのは1999年。彼女がアメリカとカナダを訪れて行ったデビューコンサートツアーで着用したのが、写真のレザーのクロップドトップとカーゴパンツ(膝当て付き!)だった。素肌にはラメを塗って、どこか“未来的”な肌見せルックを提案。カラフルでエネルギッシュ、パワーがみなぎる彼女のテイストは、パリス・ヒルトンニコール・リッチーなど当時の若手セレブのスタイルとともに、ミレニアル世代の日本のギャルファッションに多大なる影響を与えた。

Text: Makiko Yoshida