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アトランタ連銀総裁、FRBは忍耐強くいられる-抑制的姿勢が奏功

アトランタ連銀のボスティック総裁

アトランタ連銀のボスティック総裁

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米アトランタ連銀のボスティック総裁は10日、インフレ率は高過ぎるとした上で、景気減速の兆しが見える中で政策当局者は今のところ忍耐強くいられるとの見解を示した。

  ボスティック総裁はジョージア州アトランタ郊外にあるコブ郡の商工会議所向けの講演で「金融当局は忍耐強くいられるというのが私の考えだ。われわれの政策は明らかに景気抑制的な領域にある」と発言。「景気が減速しつつある兆候が引き続き見られており、それは抑制的姿勢が奏功していることを物語っている」と述べた。

  総裁は、7日に発表された6月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回った点を強調した。

  また、インフレ率は「高過ぎであり、2%の目標に戻さなければならない」と指摘。消費者のインフレ期待が「不安定化」すれば憂慮すべき事態であり、政策当局者に「もう少しやるべき仕事がある」ことを意味するが、今のところ「インフレは着実に目標に戻りつつある」とし、インフレ期待は2%前後が中心的だと述べた。

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原題:Bostic Says Fed Can Be Patient, With Restrictive Stance Working(抜粋)

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