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バイデン大統領の対面会談提案、中国の習主席は同意せず-関係者

更新日時
  • バイデン氏は先週の習氏との電話会談の際に提案を行っていた
  • 習主席は600日余り自国を離れていない-G20首脳で最長
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Photographer: Bloomberg Daybreak

バイデン米大統領は先週の電話会談の際、中国の習近平国家主席に対面での会談の可能性を提案していたが、習主席はこれに同意しなかった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の中、習氏は主要な会議出席のためであっても自国を離れることを控え続けている。

  バイデン氏は習氏に向こう数カ月のある時点で会談することを提案していたと、事情に詳しい複数の関係者が匿名で話すことを許可されたとして明らかにした。

  バイデン氏は14日遅く、習氏が対面での会談を望んでいないことに失望したかとホワイトハウスで問われた際、習氏が会談に同意しなかったというのは「真実ではない」と述べた。

バイデン米大統領による対面での会談巡る提案について、中国の習近平国家主席は同意しなかった
 

  習氏は既に600日余り自国を離れておらず、これは20カ国・地域(G20)首脳の中で最長となる。同氏はその代わり、中国とブラジル、ロシア、インド、南アフリカ共和国の新興5カ国(BRICS)首脳会議を含む複数のイベントにオンラインで参加している。来週の国連総会(ニューヨーク)への出席も見込まれていないが、もともと中国の国家主席がこの会議に出席することはほとんどない。

外遊控える中国国家主席、G20やCOP26など外交への影響懸念も

  バイデン氏の会談の提案については英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じていた。

バイデン大統領、習主席に対面会談提案したが合意得られず-FT紙

  サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は米中首脳同士のやり取りに関するFTの報道に異議を唱え、「電話会談の正確な描写ではない」とするコメントを出した。

原題:Biden Floated Meeting With Xi That Chinese Leader Declined (2)(抜粋)

(3段目にバイデン氏の発言と最終段落にサリバン米大統領補佐官のコメントを追加して更新します)
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