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ECBのインフレ退治、転換点近いがまだ達していない-レーン理事

欧州中央銀行(ECB)のインフレ退治は重要な局面に近づきつつあるが、まだやるべきことがある。ECBチーフエコノミストのレーン理事が述べた。

  レーン氏はクロアチアのドブロブニクで行われたパネル討論会で、モノと食料品の価格上昇になお勢いがあると語り、不確実性は引き続き「極めて高い」と強調した。

  同氏は「われわれは峠を越えると予想するが、そこには到達したとはまだ言えない」と述べ、「エネルギー高騰の著しい反転はコアインフレにも浸透するだろうが、そのタイミングは定かではない」と続けた。 

  同じ討論会に参加したブイチッチ・クロアチア中銀総裁も「インフレの勢いはなお根強い。特にコアと食料品で顕著だ」との認識を示した。

原題:ECB’s Lane Expects to Turn Corner on Inflation But Not There Yet

(抜粋)

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