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クリーブランド連銀総裁、追加引き締めが必要-インフレ目標達成で

クリーブランド連銀のメスター総裁

クリーブランド連銀のメスター総裁

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米クリーブランド連銀のメスター総裁はインフレ率が確実に2%目標へと低下するよう、さらに幾分か利上げを続ける必要があるとの見解を示した。

  総裁は10日、カリフォルニア大学サンディエゴ校でのイベントで講演。事前に配布された原稿によれば、「インフレが持続的かつ時宜を得た形で2%へと戻ることを確実にするには、政策金利が現在の水準からさらに幾分か上昇する必要があるというのが私の見解だ。その後は、経済の展開状況についてさらなる情報を収集する中で、政策金利をしばらく据え置く必要がある」と述べた。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は6月の会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを据え置いた。その一方、年内に2回の追加利上げが適切とみていることを示唆した。

  メスター総裁は自身の見解について、FOMCの予想に「一致している」と述べた。FOMCの次回会合は今月25、26日に開催される。同会合で利上げが再開されると、市場では広く見込まれている。

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原題:Fed’s Mester Says More Tightening Needed to Reach Inflation Goal(抜粋)

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