香港株が大幅上昇、19年5月以来高値-本土から記録的な資金流入
Jeanny Yu、Felix Tam
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ハンセン指数は2.7%高-香港株の売買代金は389億米ドルと過去最大
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本土投資家は米制限措置で売られた香港上場の中国銘柄を物色
19日の香港株式相場は大幅上昇。ハンセン指数は2019年5月以来の高値で引けた。中国本土投資家による記録的な香港株買いが続いた。
ハンセン指数は前日比2.7%高の29642.28で取引を終了。香港株の売買代金は389億米ドル(約4兆円)と過去最大を更新した。先月下旬からの株高は、米国による制限措置を材料に売り込まれたチャイナモバイル(中国移動)など香港上場の中国銘柄を狙った本土投資家が後押ししている。
本土投資家による買いが今後も続くことが示唆されており、投資資金は人民元建てA株から香港上場株に流れている。ハンセン指数は株価収益率(PER)面で本土の上海総合指数よりもなお割安。香港上場の中国本土株の指標、ハンセン中国企業株(H株)指数は年初来でみると上昇率が際立っているが、世界の主要指数で割安感が最も強くなっている。
一方、本土のCSI300指数は前日比1.5%安で引けた。
原題:Hong Kong Stocks at 20-Month High as Record China Cash Floods In(抜粋)
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