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バー副議長、FRBには「もう少しやるべき仕事」-インフレ抑制で

連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長(写真左)
連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長(写真左) Photographer: Al Drago/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長(銀行監督担当)は10日、米金融当局にはインフレを抑制する水準に金利を引き上げるという仕事が残されているとの考えを示した。

  バー氏はワシントンのシンクタンク、超党派政策センター(BPC)での会合で、「インフレはまだかなり高過ぎる」と発言。「この1年余りにわたって、金融政策で多くの進展を遂げてきた。それは必要な仕事だ」と述べた。

 その上で、「あと少しだが、まだやるべき仕事がある」と付け加えた。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は6月の会合で政策金利を5-5.25%に据え置いた。その前までは、10会合連続で利上げを実施していた。

FOMC金利据え置き、ほぼ全員が追加利上げ予想とパウエル議長 (4)

  バー氏は6月の決定について、「十分に抑制的とわれわれが考える水準に徐々に近づいており」、われわれが慎重にその目標到達を試みることができる状況が整いつつあると話した。

原題:Fed’s Barr Says There’s a Bit More Work to Do to Curb Inflation(抜粋)

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