アクセを効かせ軽やかに。カイリー・ジェンナーのハーフアップ。
腰まであるブラックのロングヘアをハーフアップにして現れたカイリー・ジェンナー。生え際のベビーヘアをうまくカールさせて顔まわりに動きを出したり、片側の前髪をねじって垂らしY2K風のアクセントにしたりと、上級者の技が光る。さらに、ゴツめのシルバーアクセサリーを耳もとに投入し、シャープな抜け感と輝きをプラス。スタイルに立体感が加わり、ぐっと洗練された印象に。
BLACKPINKのリサが魅せる、柔らかなストレートと透けバング。
MTVのアワードに登場したリサは、ナチュラルな黒髪を自然になびかせ、ベアトップのブラックドレスにマッチング。あえて巻いたり伸ばしたりせず、素のままの毛流れを思わせる柔らかい質感でエフォートレスなムードを演出した。重要な役割を果たすのが、ちょうど目の高さで切りそろえた前髪の透け感。細かい毛束でふんわりとしたウェーブをつくり、繊細に額を透かして重さのバランスをとっている。
アナ・デ・アルマスは、ウェットな質感で妖艶に。
キューバ出身のアナ・デ・アルマスの美貌をさらに輝かせている、オールバックのパートヘア。トップはソフトに立たせつつ、濡れたテクスチャーのヘアをほどよく目の粗いコームで後ろに流して立体的に。ドレスやイヤーアクセサリーでシルバーの光沢を加えれば、近未来的な雰囲気が漂う。ブラックのペンシルアイライナーで目の外側だけをソフトに囲み、ヘアカラーとリンクさせながら全体の印象をキリリと引き締めて。
ダブ・キャメロンのキュッとタイトな小悪魔ブレイド。
歌手で俳優のダヴ・キャメロンは、きれいに分け目をとったセンターパートのヘアを耳の上あたりからきつめのブレイドへ。さらに顔まわりのヘアを大きな束にしてサイドバングをつくり、触覚のようになびかせることで、まるでCGの世界から抜け出してきたバーチャルアイドルのような装いを完成させた。アンドロイドを思わせるシルキーマットな肌づくりにシアーなブラックシャドウ、ピンクリップ&チークを組み合わせて、新時代のパンクガールの趣を。
品格と知性漂う、ダコタ・ジョンソンのふんわりブルネット。
ダコタ・ジョンソンの上品で清らかなムードを支える、フリンジバングとロングヘア。手入れの行き届いたナチュラルな輝きとほどよい毛束感を味方につけ、ゆるやかに流して自然体に。毛先はドライに遊ばせる反面、トップから顔まわりにかけてはしっとりと落ち着かせて大人の魅力を引き立てている。前髪のソフトなカールと厚めの毛束感が、彼女の優雅な美しさの秘密だ。
Text: Misaki Yamashita Editor: Yu Soga