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野田氏が自民総裁選に出馬へ、女性2人は初-推薦人を確保

更新日時
  • 女性や子ども、高齢者、障害者が生きていける「保守の政治」作る
  • 岸田前政調会長、河野行革相、高市前総務相と4人が争う構図に
Japan's Internal Affairs Minister Seiko Noda Interview
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

自民党の野田聖子幹事長代行は16日、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明した。立候補に必要な推薦人20人を確保したという。高市早苗前総務相に続く立候補となり、総裁選は初めて女性2人を含む4人が争う構図となる。

Japan’s Ruling Party Starts Leader’s Race
野田聖子幹事長代行
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  野田氏は「日本が求められているのは多様性」と指摘し、女性や子ども、高齢者、障害者が社会でしっかり生きていける「保守の政治」を作り上げていきたいと記者団に述べた。他の候補の政策には「小さき者、弱き者を奮い立たせるような政策を見つけ出すことができなかった」と指摘した。

  野田氏は1993年の衆院選で初当選。郵政相や消費者行政担当相、党総務会長、総務相などを歴任した。私生活では第三者からの卵子提供を受け、2011年に50歳で長男を出産している。

  自民党は11月に結党66年を迎えるが、総裁選に立候補した女性は08年の小池百合子氏(現東京都知事)だけだった。野田氏は過去3回の総裁選で出馬に意欲を示したが、いずれも推薦人20人を集めることができず断念した。

  総裁選には、野田、高市両氏と岸田文雄前政調会長、河野太郎行政改革担当相も立候補を表明している。

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(野田氏の出馬表明を受け、更新しました)
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