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ノルウェー政府系ファンド、今年上期に1740億ドル損失-過去最悪

  • 1-6月の運用成績はマイナス14.4%、テクノロジー株投資が打撃
  • 株式と債券いずれもリターンはマイナス、エネルギーだけプラス
Nicolai Tangen
Nicolai Tangen Photographer: Fredrik Solstad/Bloomberg

運用資産1兆3000億ドル(約175兆円)規模のノルウェー政府系ファンド(SWF)は、今年上期の運用損失が半期として過去最大に上った。利上げやインフレ高進、ロシアのウクライナ侵攻でボラティリティーが上昇したことが背景にある。

  17日の発表によれば、1-6月の運用成績はマイナス14.4%。ノルウェー・クローネベースでの上期の損失は過去最悪。ドル換算で損失額は1740億ドルとなる。

  ニコライ・タンゲン最高経営責任者(CEO)は発表文で「市場は金利上昇や高インフレ、欧州での戦争を反映している」と述べ、「テクノロジー株のパフォーマンスはマイナス28%と、特に悪かった」と説明した。

  今年上期は、投資の大半を占める株式の運用成績がマイナス17%、債券は9.3%のマイナスだった。唯一プラスとなったのがエネルギーセクターで、13%のリターンを出した。

Tougher Times

Norwegian wealth fund's first-half loss is second-biggest on record

Source: NBIM, Bloomberg

 

 

原題:Norway’s Wealth Fund Posts Biggest Half-Year Loss on Record (2)

(抜粋)

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