電子制御サスペンションなども採用
6月8日、フランスのNardone Automotiveは、1977年に発表されたポルシェ「928」をベースに、内外装を大幅にカスタマイズしたレストモッドを発表した。レストモッドとは、「レストア」と「モディファイ」を合わせた造語だ。旧車に現代のテクノロジーを盛り込むことで、新たな価値を創造する。
Nardone Automotiveが発表した928は、ボディにカーボンファイバーを用い軽量化を図る。エクステリアは、前後灯火類やホイール(18インチにインチアップ)などのデザインが変更された。タイヤは、現代の高速走行に耐えられるようミシュラン社製「パイロットスポーツ5」を履く。
フロントに搭載するV8エンジンには、最新のECU(Electronic Control Unit)を組み合わせた。400psの最高出力を発揮する。6MTのトランスミッションを介し、後輪を駆動する。走行性能を高めるべくLSD(Limited Sprit Differential)や電子制御サスペンションなどが採用された。
インテリアは、メーターのデザインを一新。インフォテインメント・システムは、ポルシェ本社が旧モデル・オーナー向けに開発した「PCCM(Porsche Classic Communication Management systems)」を搭載する。