イエレン米財務長官、「50万の雇用があるときにリセッションはない」
Christopher Condon-
インフレ率は著しく下がり、景気は強さを維持するという軌道を想定
-
ただ、インフレは「依然として高過ぎる」-ABCとのインタビュー
イエレン米財務長官は6日、米経済は「力強く、底堅い」と述べ、リセッション(景気後退)は回避され得る軌道をなお進んでいるとの考えを示した。
イエレン氏はABCテレビとのインタビューで、「インフレ率は著しく低下し、景気は強さを維持するという軌道を想定している」と発言した。
米消費者物価指数(CPI)の伸びは昨年6月に前年同月比9.1%上昇でピークを付けて以降、12月には6.5%に鈍化した。これについて、イエレン氏は「依然として高過ぎる」とし、これを引き下げることがバイデン大統領の最優先事項だと話した。
イエレン氏は景気モメンタムの証左として力強い雇用統計を挙げ、「50万の雇用があり、失業率が約50年ぶり低水準となっているときに、リセッションは起こらない」と語った。
米雇用者数、予想大きく上回る51.7万人増-失業率53年ぶり低水準 (3)
原題:Yellen Touts Employment Jump in Playing Down US Recession Danger(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE