眉頭の毛のハリと束感で、今っぽさアップ!
メイクのフレッシュさを左右する、最も重要なパーツが眉。今回、メイクアップ・アーティストの村松朋広さんが、今っぽいニュアンスをプラスする眉メイク法を教えてくれた。
「カットアウトされた肌見せファッションがトレンドであるように、メイクでもどこかにラフな部分や抜けをつくると今っぽくなります。そんな今の気分をメイクで演出するための、最も肝心なパーツが眉。旬の眉メイクにアップデートするためのポイントは3つ。まず1点目が、眉毛1本1本を太くする感覚で、眉頭の毛をマスカラでラフに逆立ててハリと束感を出すと、ナチュラルだけど目力がアップ。マスカラでコーティングすることで眉毛にツヤ感やみずみずしさも出るから、ヘルシー&フレッシュな春らしい雰囲気になります。ポイントの2点目は、眉山や眉尻など、眉頭以外の部分はパウダーやペンシルで仕上げて質感にコントラストをつけること。眉頭のラフな毛並みとあいまって、整いすぎていない今っぽいムードに。最後のポイントは色味。ブリーチせずに、地眉の色を生かす派は、いつもよりワントーン暗めを意識して。目もとの印象がグッと引き締まり、モードっぽい表情が完成します」
ホールド力の高いまつ毛用マスカラを活用
「撮影の現場では、アイブロウマスカラではなく、まつ毛用のマスカラで眉頭の毛を立ち上げることが多いです。理由は、まつ毛をカールアップできるほどのクセづけ力があり、毛並みをしっかりキープしてくれるから。カラーは眉頭の毛量によって、クリア、ほんのり黒、黒を使い分けています」(村松さん)
話を聞いたのは……
村松朋広
メイクアップ・アーティスト。渡米、渡英を経て帰国し、国内外の様々な広告やモード誌の撮影などで活躍中。化粧品ブランドのアドバイザーも手掛けるなど、美容業界からも注目。
〈Image Photo〉Photographer: Akira Shimazu Makeup: yUKI Hair: TAKESHI Text: Chiho Ejiri Editor: Yu Soga