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シティのレイオフ、17年在勤石油アナリストのエバンス氏も「削減」

  • エバンス氏は「人員削減」を挙げた通知を6月28日に受け取った
  • シティは人員削減の一貫で、在籍期間長いストラテジストを多く解雇

シティグループが先月実施したレイオフに、17年間在籍した石油アナリストのティム・エバンス氏も含まれていたことが分かった。

  シティから「人員削減」の通知を6月28日に受け取ったとエバンス氏は語った。同行はコメントを控えた。

  エバンス氏の説明によると、同氏は2006年4月にシティのニューヨーク・オフィスに加わった。エネルギー市場に関する定期的なリポートを発表し、エネルギー在庫や地政学的要因、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による影響などを分析してきた。

  リンクトインのプロフィルによれば、エバンス氏はそれ以前にトムソン・ファイナンシャルでエネルギーアナリストを10年余り務めた。

  シティは4-6月(第2四半期)に1600人余りの人員削減を実施。投資銀行部門とトレーディング部門が特に影響を受けた。マーク・メーソン最高財務責任者(CFO)は先月のイベントで、4-6月のトレーディング収入が20%減の方向にあると警告。同行は人員削減の一環として、在籍期間が長いストラテジストを多く解雇している。

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原題:Citi Dismisses Oil Analyst Evans, Who Was at Bank for 17 Years(抜粋)

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